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冬の林安鎮。両親を亡くし、豚の解体で妹の長寧を養う樊長玉は、雪の中で重傷の青年を助けます。青年は崇州から逃げてきた「言正」と名乗ります。流民を捕らえに来た役人から、長玉は彼を豚小屋に隠してかくまいます。

長玉は肉屋を再開し、商売が軌道に乗ります。そこへ伯父の樊大が、男子のいない家は近親のものだとして家を奪いに来ます。長玉は父譲りの腕前で打ち手たちを退け、家を守るために言正へ婿入りを頼み、言正は引き受けます。

二人は家を守るための形だけの婿入りを約束します。武安侯戦死の噂を聞いた長玉は、言正を連れて武安侯を弔います。霽州からは、武安侯の行方を探す李懐安が林安鎮に姿を現します。

言正は樊大との裁判に備えて、長玉に法の条文や作法を教えます。宋硯に妾になれと迫られた長玉は、言正に口づけして追い返します。婚礼で長玉は、姓を変えなくてよいこと、何でも相談して決めることを約束し、言正の心を動かします。

樊大夫婦の盗み聞きをごまかすため、二人は夫婦のふりをします。母の形見の簪が質屋に売られて落ち込む長玉に、言正は買い戻した簪をそっと渡します。書院では、男装した斉姝が公孫鄞に見抜かれながらも、学ぶことを許されます。

言正は樊家の包丁と、長玉の父の刀さばきに軍の武将に通じるものを感じます。屋台を壊された長玉は、黒幕の店に乗り込んで相手を黙らせます。裁判の日、樊大の妻が遺体を運び込み、長玉が伯父を殺したと訴えます。

殺人の疑いで捕らえられた長玉は、家が襲われたと聞いて牢を抜け出します。雪の林で、長寧を守って戦う言正とともに刺客を倒し、言正は相手が「玄鉄死士」だと気づきます。役所に捕らえられた言正は、駆けつけた公孫鄞に救われます。

公孫鄞は、謝征が婿入りしたと知って驚きます。謝征は魏厳に狙われたことを明かし、刺客の狙いを探るため林安鎮に残ります。長玉は溢香楼の女主人・兪浅浅と煮込み肉の商売を始め、李懐安は長玉の身辺を調べ始めます。

再び刺客が現れ、囮になった長玉は李懐安に助けられます。謝征は捕らえた刺客から、狙いが一通の手紙だと聞き出します。李懐安は言正こそ武安侯ではないかと疑いを強め、霽州では賀敬元が樊家の姉妹を気にかけます。

長玉たちは両親の墓参りをします。都では魏厳が、賀敬元から届いた十六年前の血書を受け取ります。李懐安は宝の地図を狙った事件として幕を引き、樊家に見舞金を渡します。長玉は両親の仇を討つと心に決め、兪浅浅の助けで煮込み肉の屋台を開きます。

謝征は部下の謝五・謝七と会い、自分の死の知らせを広めさせます。長玉は襲われて眠り薬で倒れ、謝征に救い出されます。書院では斉姝の身分が明らかになり、宮中へ連れ戻されます。兪浅浅の前には、謎の商人・斉旻が現れます。

謝征が描いた看板の絵が評判を呼び、客が押し寄せます。斉旻は兪浅浅に絡んだ客の手を刺し貫き、兪浅浅は怯えます。長寧は、兪浅浅が隠してきた息子・兪宝児と出会います。斉旻から逃れたい兪浅浅は、謝征に夫のふりをしてほしいと長玉に頼みます。
ここから先はネタバレを含みます。
あらすじは準備中です。
年越しの夜、酔った長玉を謝征が介抱し、枕の下に長玉が用意したお年玉袋を見つけます。斉旻は兪宝児が自分の子だと確信します。上元節の夜、長玉は宋硯の二股を人前で暴きます。謝征は霽州の急報を受け、三日後に林安を発つと決めます。
長玉は祖父から、父・樊二牛は養子で、十六年前に名を変えて故郷へ戻ったと聞かされます。両親の死は山賊の仕業ではないと考えた長玉は、真相を突き止めると誓います。溢香楼は濡れ衣で封じられ、兪浅浅が捕らえられます。
謝征は、徴糧を口実に民を反乱へ追い込む企みを見抜きます。長玉は県衙に潜り込み、県令一家を人質にしていた随元青を捕らえます。仮面をつけた謝征は城楼で食糧を配って民を落ち着かせ、李懐安と賀敬元は城外の敵を退けます。
別れ際、謝征は一年待ってほしいと告げますが、長玉は受け入れられず、二人は言い争って別れます。謝征は焉州の軍に戻り、再び指揮を執ります。林安鎮では兵の徴発が始まり、趙大叔や金爺たちが戦場へ送られます。
兪浅浅母子は、顔の傷が癒えた斉旻にさらわれます。随元青は清風寨の山賊を率いて林安鎮を襲い、多くの住民が命を落とします。長玉は隠れている人々を守るため、一人で山賊を引きつけます。血衣騎を率いて駆けつけた謝征は、崖下で重傷の長玉を見つけます。
謝征は熱にうなされる長玉を看病し、眠る長玉に結婚を誓います。十三娘は兄の仇を討つため、さらった長寧を随元青に引き渡します。目を覚ました長玉は謝征の部下を敵と思って逃げ出し、西固巷へ戻って人々の死を知ります。長寧の行方は分かりません。
長寧を探す長玉は人買いの隠れ家をいくつも潰し、その名が霽州に広まります。李懐安は樊家の事件の記録に改ざんの跡を見つけます。謝征は賀敬元から、長玉の両親は姉妹を守るために自ら命を絶ったと聞きます。長玉は霽州の兵に捕らえられます。
霸下山荘で兪浅浅は斉旻に従うふりをし、蘭氏が兪宝児を連れて逃げ出します。一方、採石場で長玉は陶太傅と出会い、金爺・満倉・満屋・満地と再会します。故郷の人々の死を伝えた長玉は、生きて林安を取り戻そうと皆を励まします。
陶太傅は長玉を弟子にしようとします。ダムが謝征の水攻めの策だと知った長玉は、計画を守るため杀猪小隊を率いて敵の斥候を追い、三人を討ち取ります。陶太傅はダムに残り、決壊の指示を実行します。
洪水で随元青の大軍は壊滅しますが、謝征の兵は八百ほどに減り、石越の三万の軍に囲まれます。長玉は軍営で趙大叔と再会し、謝征からの手紙で長寧の無事を知ります。長玉は、包囲された武安侯のもとへ補給を運ぶ隊に加わります。
斉姝が軍医に扮して軍営にやって来ます。長玉は公孫鄞の助けで長寧と再会し、傷病兵の中に言正を見つけます。謝征は武安侯であることを隠したまま、言正として長玉と再会し、二人は想いを伝え合います。
長玉は謝征の世話をし、二人の仲は深まります。斉姝は自ら薬を試し、止血に使える薬草を見つけます。長玉は捕らえられていた随元青を崖に引き出し、石越に塩と肉との交換を迫ります。謝征は軍規違反の罰を芝居で収め、長玉を守ります。
決戦の前夜、長玉は重傷の謝征に眠り薬を飲ませ、彼の鎧を着て代わりに出陣します。戦場で満地が重傷を負い、長玉は戦の厳しさを知ります。長玉は石虎を討ち取り、駆けつけた武安侯が言正その人だったと知ります。
だまされていたことに怒った長玉は、謝征の求婚を断ります。陶太傅と謝征は、互いが話していた女性が同じ長玉だと気づきます。月夜の手合わせのあと、謝征は長玉への想いをまっすぐ伝え、戦が終わったら林安を一緒に立て直そうと約束します。
長玉は陶太傅の養女になることを受け入れます。林安の人々と兪浅浅を探すため軍営を離れる長玉を、謝征は追いかけ、双刀を贈って見送ります。行軍中の謝征は趙詢を助け、斉旻が東宮大火を生き延びた皇長孫だと知ります。
斉旻は兪浅浅に、実母の太子妃に顔を傷つけられた過去を語ります。長玉たちは賀敬元と謝七の助けで兪浅浅を救い出します。賀敬元は長玉に武芸を教え、鎧を贈ります。故郷へ向かう途中、長玉は仲間とともに戦場へ引き返します。
長玉は負傷した李懐安に代わって霽州の先鋒軍を率い、崇州軍の背後を突きます。長玉は長信王を討ち取りますが、自らも深手を負います。城楼では賀敬元が立ったまま息絶えていました。遺された手紙で、長玉は自分の父が魏祁林だと知ります。
父の身元をめぐって、長玉と謝征の間に溝ができます。都では魏宣が騒ぎを起こして職を解かれます。長玉は長信王を討った功で驍騎都尉に任じられ、李懐安とともに霽州の兵権を預かります。謝征は、朝廷が長玉を勢力の均衡に使おうとしていると見抜きます。
長玉は李懐安のもとで兵法を学びます。宮中から斉姝との婚儀を迫る使者が来ますが、謝征はきっぱり断ります。長玉は斉旻の隠れ家を襲いますが、見つかったのは替え玉の遺体でした。死んだふりをして姿を消した斉旻は、李太傅の勢力と手を組みます。
謝征は長玉の父が魏祁林だと知っていたことを打ち明け、二人は和解します。兄の正体を知った随元青は牢を抜けますが、斉旻に刺されて命を落とし、虎符の片割れを十三娘に託します。斉姝は都へ帰ることを告げます。
謝征は都へ戻る決意をします。皇帝の斉昇は長玉を都に呼び、簪花将軍に封じます。身分や女性であることを理由にした非難に、長玉は堂々と言い返します。李懐安は斉旻を支えるのをやめるよう祖父を説きますが、屋敷に閉じ込められます。
兪浅浅は兪宝児を守って斉旻に連れ去られます。長玉のもとには、礼儀作法の指南役として宋硯が現れます。斉昇は長玉を妃に迎えたい素振りを見せますが、長玉はわざと粗野にふるまい、婿の謝征の名を出して退けます。
都に入った謝征は、長玉が投げた髪紐を受け取って想いを示します。母の命日、謝征は魏厳に鞭打たれながらも縁を切る覚悟を見せ、長玉とともに両親の墓に頭を下げます。謝征は宮中の宴の日に、十七年前の真相を知る証人を探すと決めます。
宴を抜け出した謝征は、東宮大火の真相を知る宮女に会いに行きますが、罠にはまります。長玉は血の跡をたどって謝征を見つけ、かくまいます。清源宮の火事では、公孫鄞が斉姝を救い出します。謝征は李祥を斬って力を示します。
長玉のもとに虎符が届き、十三娘からは随元青の遺志も届きます。二つの虎符を合わせた長玉は、父の虎符が本物だったと確かめます。罪臣の娘と非難される中、長玉は登聞鼓を打って魏厳を訴え、謝征は淑妃・戚容音の遺した手紙を持って現れます。
虎符が本物と認められ、魏厳の罪が明らかになります。その混乱の中で斉旻が宮中に攻め入り、魏厳と謝征を交えた三つどもえの戦いになります。斉旻は兪浅浅をかばって矢を受けます。謝征は魏厳を打ち破り、地下牢の魏厳は十七年前の真相を語り始めます。
魏厳は獄中で自ら命を絶ちます。幼い斉煜が即位し、謝征は摂政王、長玉は懐化大将軍となり、魏祁林の名誉は回復されます。長玉と謝征は長寧や杀猪小隊とともに林安鎮へ帰ります。最後に、瑾州の悲劇が起きなかった場合の物語が描かれます。